ヤケドをしたら

 


   

まずは冷やす。とにかく15分間冷やす。

ヤケドは熱い!と思った瞬間に完成しているわけではありません。
料理の余熱と一緒で中にこもった熱が ジワジワと浸透し深いヤケドに進行します。

冷やすものは水道で十分です。
冷却剤や氷など直に当てるとは冷たすぎ15分間我慢できませんし、
逆にヤケドを深くすることがあります。
服を着たままのヤケドの場合は無理に服を脱がさないで
その上から水をかけてください。


  次にそのまま何もしないで医者に行く

ヤケドはほんのわずかな深さの違いで経過と治療法が大きく異なります。

1度 天ぷら油がはねて赤くなる程度。翌日には赤味もほとんど引きます。
2度浅層 水疱(水ぶくれ)が出来一皮むけ、7〜10日で治ります。跡もほとんど残りません。
2度深層 水疱になったり一皮むけるのは浅層と一緒ですが、皮膚の深い部分まで傷つき治るのに14日以上かかります。
3度 皮膚を越える深さまでダメージを受けており水疱すらできません。


2度の浅層のヤケドの多くは跡も残さずきれいに治りますが
2度深層、3度のヤケドの多くで手術が必要になるか、
いわゆるケロイドになります。
つまり同じ2度のヤケドであっても
浅いか深いかによって 治り方は全く違うのです。
そしてこの違いを見分けるのは素人どころか
医者でも 専門医以外ではほとんど困難です。

また2度浅層から3度深層へはほんのわずかなことで進んでしまいます。
せっかく跡も残さず治るヤケドだったのが
治療法が悪かったために手術になったケースも少なくありません。
ヤケドはあまり気軽に考えずにとにかく1度は専門医に見せましょう。


  冷やした後は何もしないでください。

消毒は辛うじて生き延びた皮膚の細胞を傷つけ
深いヤケドにすることがあります。
ヤケドに効くと称する軟膏やクリームもほとんどが治療のじゃまです。
取り除く手間もかかりますし
取り除くときに皮膚を刺激しヤケドが深くなることがあります。



民間療法は何もしなくても治るヤケドにしか効ききません。

  今までいろいろな民間療法を見てきました。
一番人気はやはりアロエ。
あとはジャガイモのすり下ろしたもの
馬刺、牛刺し、馬の脂、機械油、**軟膏。
すごいところではタイガー*−ムなんてのもありました。
経験したことないのはガマの脂と練りカラシぐらいでしょうか?
ちなみに人気のアロエですけど、
ヤケドをしていない部分にまでかぶれを起こしヤケドは深くなりました。


おまけ

 今まで診た中で多かった子供のヤケドの原因

1)カップラーメン 言わずもがな。最近とみに増加傾向。
2)ポットの掴まり立ち 流行のプッシュ式。ロックしないとお湯がジャー!!ゆで足に。
3)炊飯器の蒸気 瞬間的にはあまり熱くないので蒸し焼きに。
深いヤケドになります。
4)花火 季節ものの代表。
ほっぺに多く猫のひげになる。意外と深い。
5)ストーブ 特に11月が旬。初対面の子は平気でタッチ!!。

 

変わった原因

鉄板に手をつき立ち上がった 2歳児とお好み焼きを食べにいくときは気をつけましょう。
ハンバーグのソースで 熱さのあまりに流れ出し 口の周りがデロデロに。
って、大人でもヤケドになるでしょう!!