ケガをしたときは

 



傷口をその真上から15分間押さえてください。

小さな傷口からの少量の出血でも
ケガした瞬間は大出血に見えます。
そこでまず傷口を覆い、
グッとキズと心を抑えて冷静になりましょう。
そして15分後そっと覗いてみると
出血はまず止まっていると思います。
傷口を上から押さえるのが1番の止血法です。

傷口を押さえるのは消毒したガーゼなどが一番よいのですが
何もなければ手で直に押さえてもかまいません。
ただし、コットンやティッシュペーパーは使わないでください。
傷口に繊維が入り込んでゴミ(異物といいます)になり化膿の原因となります。

傷口より心臓に近い場所をしっかり縛るようにとよく言います。
この方法は間違ってはいませんがいくつかの問題点があります。

動脈は体の深い部分にあるため確実に押さえるのは難しく、
中途半端に縛ると静脈だけを圧迫し
逆に血液が勢いよく溢れ出す結果になります。
(血管注射や採血するときに腕を縛ると血管が盛り上がってくることを 思い出してください。)

また一旦血が止まったように見えても、
弛めた途端にいきなり血液が流れ始めるため再出血をします。
さらに、2時間以上縛っておくとそこから先が腐り始めるので危険です。
何よりも、顔や頭を汚したときに首を絞めるわけにはいきませんから。


傷口が汚れている場合は水で洗ってください。

これが1番効果的で害のない初期治療です。
(但し多少痛いのは覚悟してください)

病院に行く前に自分で消毒したり薬を塗ったりしないでください。
消毒や塗り薬は傷口を痛めたり治療のじゃまになることの方が多いのです。
特にキズを乾かして治す薬は絶対にだめ!!
キズは乾かして治すものではありません。
治るからから乾くのです。

アロエなどの民間療法も害の方が大きいです。
すべてに効く治療法などありません。


傷口がパックリ開いている場合は 医者の治療を受けた方がよいと思います。

大きく口を開けたキズは そのまま治すより縫った方が早く綺麗に治ります。
縫うという言葉に抵抗感を持つ方が多いようですが
専門医が縫えばムカデのアシのような跡がつくことはありません。

また、ケガして4日以内に縫えば すぐに縫った場合と同じくらいきれいになります。
縫い直しも4日以内なら間に合います。
あわててその日のうちに中途半端な治療を受けるのではなく、
少々時間を待ってもキズの専門医に見てもらいましょう。
・・・もちろん大けがの場合は別ですが。

とにかく、ケガをしたり見たりしたらまず深呼吸。あわてないことです。